makainohitoの日記

古都に潜む魔界の住人のブログ

ウォシュレットの…

今週のお題「人生最大の危機」

 

はてなブログってどんなものなんだろう?って色々見てましたら、「今週のお題」っていうのを見つけました。

こんなのあるんですねえ。大喜利みたいな解釈なのかな。

 

あんまり深刻なお話もアレなので、クスリと笑えるくらいの内容のお話をひとつ。

 

私の職場のトイレはありがたいことにウォシュレットが完備されていまして。普段から私は使っているんです。

その日も休憩時間に用を足して、さて、ウォシュレットでキレイにしてから臀部を拭きますかね…と思い壁に付いているウォシュレットのボタンを押しました。

温かいお湯ですね。素晴らしい。

私の臀部は冷えることもなく、キレイに洗われていくわけです。水量は弱めがよいですね。

十分にキレイになったことだし、そろそろウォシュレットを止めて拭く作業に移りますか…と思いストップボタンを押すと止まらない。

もう一度押すんですが、やっぱりダメ。

全然止まらない。なぜ?ボタンの接触なのか?と思い長押ししたり、やや連打してみたり角度を変えてみたりとできる限りの創意工夫と持てる技術を試みたんですが止まらない。

 

まさか!と思い壁に備え付けのウォシュレットのボタンパネルを外してみると、電池式なんですね。外せるってこの時初めて知りました。

なんかサイズ的にはゲームギア。今風に言うならニンテンドースイッチのサイズ。

それをガチャガチャやりながら何か解決策はないか(その間も私の臀部は洗われ続けてます)試行錯誤を繰り返します。

結局、私の推理では「電池切れ」ではないかということ…私がこのパネルの最後の電力を自分の臀部洗うに使ってしまったのではないか、ということ。そして、ウォシュレットを止める電力はもう残されていない。

 

ここで困ったのが、いかにして電池を手に入れるか。人を呼ぶにしても何と言って呼べばいいのか?「ウォシュレットが止まらないんです!電池ください!」というのは恥ずかしい。家ならわかるのですが…

 

ならば自分で取りに行けば良いのですが、ウォシュレットが止まらないので、ここで臀部を便座から上げた場合はウォシュレットは噴水のごとくトイレの個室を水浸しにするのではないかという不安…。

電池は電力が切れれば自ずと止まりますが、ウォシュレットの水は水道からほぼ無限供給されてるように思うのです。

 

休憩時間も残りわずか…

いつまでもトイレの個室にいるのも怪しい。

そろそろ出なくては、というより、さきほどからもうウォシュレットはお湯から水に変わってすごく臀部が冷たい。長くはもうもたない。

そこで私が考えた決死のアイディアが、素早く便座から立ち上がり、便器の蓋を素早く閉める!でした。

これなら服もトイレの個室も水浸しにすることなくウォシュレットの水を封印することができ、その間急いで隣室へ行き電池を手に入れ再びトイレに戻りボタンパネルに電池をセットし停止ボタンを押せる!でした。

 

やるしかない…!何度も頭の中でイメージトレーニングです。立つ…素早く蓋を閉める…。やれる。私は必ずやれる。いつだって困難を退けてきた。素数を数えるんだ…と。

 

時は満ち、そりゃあ!と立ち蓋を閉める!

くっ…!少し焦り過ぎたか…!衣類に蓋が引っかかってしまってが、閉め切った!私の勝ちだぁ!

…と思ったら、水が止まった?!

正確には、少し蓋にかかったが、すぐに水は停止したのです。これは安全装置的な何かなのでしょうか。とにかく冷え切った私の臀部を拭き。蓋への水反射で少し濡れてしまった衣類をペーパータオルで整え電池を取りに行きました。

電池を入れ替えると無事に動き、やはり電池切れだったかと安堵。しかし、電池残量が表示されてないと恐ろしいことになるな、とこの時は心底肝を冷やしました。